春化粧うっすらと紅を引く 頬に色ともし口元から溢れ出る 面影に涙こらえ旅立つ この手から 引き裂かれ急ぐように弥生の空に 舞う花びらは君の涙 儚いともし火縁側に咲いている君の好きな花愛でる瞳 失くしても 微笑み絶やさずに先立つ この手から 残された 胸の痛み弥生の空に 散る花びらは君を想う 炎のともし火忘れないよ 君がくれた温もり 優しさひとつ残さず 永遠に弥生の空に 咲く花びらは君の笑顔 煌めくともし火うっすらと紅を引く 装う亡骸に頬は桜色 命の宿り天に昇っても 幸せであれと君に春化粧おと 23Mar2021ポエム 心の歌日記art